魁!盛運塾「夢と目標」


広島経済スタートラン 2011年1月号掲載

こんにちは、大澤です。今回のテーマは、「夢と目標」です。

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夢と聞くとワクワクして、楽しくなってきますか?夢という言葉を聞いて、「夢は寝てみるもの、どうせ実現できないもの」と思ってしまう人も少なくありません。子供の頃、ほとんどの人に夢がありました。

「将来何になりたい?」って聞かれると、プロ野球の選手。宇宙飛行士。総理大臣。等々。すぐに口をついて出てきたはずです。ところが、中学生になり、高校生になり、社会人になって行くにしたがって、夢を語らなくなって行きます。(夜の蝶が舞うお店で妄想を語る人はいるかもしれませんが。(笑)

人は成長して行くにしたがって様々な知識が身につきます。世の中の仕組みや世間も知っていきます。その経験や学びの中で、多くの挫折を味わいます。例えば、映画スーパーマンを見て、空を飛べると思っていたのが実は自分が飛べないことを知ることなどから始まり、かけっこで一番になれなかったり、ガンバッても勉強が追いつかなかったりしながら、「自分はこんなものだ」と自分の限界を決めてしまうのです。自分の将来・人生はおそらくこれぐらいだろうと決めてしまう事に繋がります。

それは、失敗の体験を重ねて、自信をなくしている状態です。

人は放っておくとほとんど、ネガティブな思考になります。それは動物として考えると、人間はとても弱く、常に最悪の状態を想定していないと生きられなかったからだと言われています。だからそれは自然な事なのです。

行き過ぎたプラス思考で「私は空を飛べる」と言って、高い所から飛ぶと大変な事になります。そんな人はいないでしょう。しかし仕事で考えてみます。仕事のプロとしての自覚に欠けた状態、つまり発展している会社や流行っているお店の表面だけを真似して「オレもできる」と勝負するのはただの博打です。

丁半勝負ではいずれ負けます。そのライバル会社は発展・流行る為に寝る間も惜しんで、とても深く考えられた裏づけがあるものです。そこまで考えないと、負けるのは当たり前です。

話を戻しますが、つまり人はネガティブな体験をよく覚えていて、今後もその通りの自分であり、人生もそうなって行くと思ってしまいがちなのです。でも、よく考えてみると、そんなにネガティブな出来事ばかりでしょうか?

望めば毎日三度のメシを食べられているのではないでしょうか?仕事もあって家族がいて、寝るところもあって、友人がいて、体も不自由なく・・・・・。数え上げるといくらでもあります。要は「焦点」の問題です。

ネガティブに思える出来事も「焦点」をかえればポジティブに考える事ができます。出来事自体に意味はなく、自分が意味をつけています。(紙面上詳しく書きませんが、仏教で言う「空」心理学で言う「リフレーム」です)

何に焦点を当てて生きているか?何をもって幸せだと思うのか?という事でしょう。

「夢や目標」は大切です。ですが、自分がリーダー、もしくは誰かに見本とされる立場の人(自分が保護者である事も含みます)ならば特に、知っておかなければいけない事があります。 

「知足(ちそく)」という老子の言葉です。「足るを知ったるものは常に足る」

今の自分はすでに足りている(幸せである)事を知っているということです。

目標を掲げて、達成する。そして、まだ足りないまだ足りないと新たな目標設定する。自分は良くても周りが付いて来られません。達成しても、実は自分も幸せでない可能性が高いのです。

自分はすでに足りている(幸せである)事を知っていて、目標を達成すると自分も周りも、もっと幸せになる。達成できても出来なくても幸せ。という状態が理想です。

余談ですが、徳川家康・武田信玄が老子を愛していたようです。

豊臣秀吉は天下を取るまでは素敵な武将だったようですが、きらびやかな生活をし、まだ日本が安定していないのに、足りない足りないとエゴ丸出しで、朝鮮出兵までしてしまいました。

徳川家康は最期まで質素・倹約し、秀忠に蓄えた財産を私用に使ってはいけないと教えていたようです。国をうまく治める為の本も自らたくさん出版しています。徳川の時代が長く続いたのは当り前のように感じます。

話を戻します。
「できてもできなくても良いならモチベーションが下がるじゃないか」という声が聞こえてきそうです。そもそも、目標は何の為にいるのでしょうか?という事が大切です。

自分のエゴの為だとモチベーションは下がります。なぜなら達成できなくても生きていける事を経験上知っているからです。

目標や夢を掲げるなら達成したときに自分は当たり前ですが、周りや他人、世間が幸せになるためものにするとモチベーションは下がりにくくなります。

人の欲求の中に「自己重要感」をいうものがあります。ある環境において自分がどれだけ必要とされている人物であるかを認識している感覚です。他人の幸せになる事をする人は周りや世間から必要とされますから、この自己重要感という欲求が充たされます。するとモチベーションが上がり、持続します。

夢や目標を掲げるとき、一体誰が幸せになるのかを基準に考えておく必要がありそうです。

あなた様に全ての良き事が雪崩の如く起きます。感謝。

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